2016年度 0歳児の親子のための こころとこころをつなぐ「ちいさなおはなし会」 10月
主催:川崎市男女共同参画センター(愛称 すくらむ21)
10月13日(木)の内容を紹介します。
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―あそびの様子・活動をとおして
暑かった夏から一気に秋へ、周りはすっかり秋の気配に包まれ、ススキの穂が風にゆれています。急激な気温の変化に小さなお子さんの体調管理も難しいところですが、みなさん元気に集まってきてくださいました。「ちいさなお話し会」は新しい絵本に出会える場でもあります。我が子の反応を見ながら絵本に親しみ、読書の「秋」を楽しみました。
絵本の読み聞かせから
こども向けに、「いいおかお」(松谷みよ子著)
「りんごりんごりんごりんごりんごりんご」(安西水丸作)
「いいおかお」の絵本がはじまると読み手の声と絵に反応しているのでしょう「ア―アー」「ブゥ―ブゥー」「バーバー」とかわいい声があちこちから聞かれました。もう少し大きくなったら、みずから得意の「いいおかお」を見せてくれることでしょうね。
「りんごりんごりんごりんごりんごりんご」は「あるひ りんごが ころんとおちた」から始まる絵本。「りんごりんごりんご・・・」のリズムが軽快です。さて、真っ赤なりんごはどんな冒険をするのでしょうか。
読み終わった後、本物のりんごが登場。赤いりんご、青いりんご、大きいりんご、中くらいのりんご、身近なりんごですが、目の前にいくつも転がるとなんだか新鮮です。小さな赤ちゃんも、丸いりんごを両手でかかえていました。
お楽しみタイム
お楽しみタイムは、みんなよく知っている「三匹のこぶた」のテーブル人形劇です。テーブルを舞台にした小さな人形劇、演じ手の生の声でお話が進んでいきます。小さなお子さんも、お座りや、抱っこで、動く人形をジーッと目で追っています。お母さんたちも、子どもの頃に返ったような表情で見入っていました。
遊びの紹介
「指人形遊び」それぞれに人形を手にし、即興人形劇のはじまりです。指人形の動物になりきって、自己紹介やお話をして楽しみました。身近にある人形を使って、話しかけたり歌ってみてください。お子さんのいい笑顔が返ってくることでしょう。
おしゃべりタイム
大人向けに、絵本「たいせつなこと」(マーガレット・ワイズ・ブラウン文)を読みました。
最後の文に「でも あなたにとって たいせつなのは あなたが あなたで あること」と結ばれています。深い内容の絵本です。
ちょっと意識しながら「子育てで大切にしていること」を一言ずつ話してもらいました。
「初めての子育てのため、正直イライラすることも、すべてひっくるめて育児だと思う。一日必ず一度でもいいので歌をうたうようにしている」「目を見て話したり、相づちをかえしてあげることを意識している」「自分が素直に謝ったり、ありがとう、こんにちは、など挨拶を大切にしている」「上の子にストレスがたまり、戸惑いがあった。寝る前か、どこかで絵本を読んであげることを心がけている」など、普段の子育ての中で、それぞれに大切にしていることがだされました。
いつもあわただしく過ぎていく毎日です。子育てを振り返ったり、「大切にしていること」を言葉に出す機会はなかなかありませんが、言葉にすることで気持ちを新たにし、ほかのお母さんの子育てに刺激を受ける、そんな機会が時にはあっても良いのではと思います。お母さん方一人ひとりの言葉がけなげで、ますます応援したくなりました。
次回は平成28年11月10日(木)です。お楽しみに!
お申込みなどは「すくらむ21」の電話・FAX・ホームページにて
http://www.scrum21.or.jp/