2016年度 0歳児の親子のための こころとこころをつなぐ「ちいさなおはなし会」 9月
主催:川崎市男女共同参画センター(愛称 すくらむ21)
9月8日(木)の内容を紹介します。
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―あそびの様子・活動をとおして―
台風の影響もあり、蒸し暑く不安定なお天気が続いていますが、近隣にはすすきの穂がみられ、秋の気配を感じられるようになりました。前回から使用している広いホールを、なるべく居心地のよい空間になるよう、秋の草花や、木の実を飾り、初秋の雰囲気づくりをして小さなお子さんたちを迎えました。
絵本の読み聞かせから
『かおかおどんなかお』(柳原良平作)ページをめくると、いろんな顔が。「たのしいかお」「かなしいかお」「わらったかお」「ないたかお」小さな赤ちゃんはお顔が大好きです。ページがかわるごとに「あっあっ」と声をあげるお子さんの姿も、最後は「いいかお」でおしまいです。
『ばいばい』(まついのりこ作)この絵本も内容はいたってシンプル。いろんな動物たちが「こんにちは」とやってきて「ばいばい」をします。「ぞうさんだね」「こんにちは」と声をかけながら、親子で繰り返すことの心地よさが楽しめます。
大人向けは『月へいったうさぎ』(谷真介作)
小さい頃、月にはうさぎが住んでいて「餅をついているうさぎ」の形を探したものです。「月へいったうさぎ」の絵本は「なぜ月にうさぎが住むのか」という、お釈迦様の説話をもとにした絵本です。中秋の名月は9月15日。気ぜわしい現代ですが、この日は夜空を見上げ、月の美しさを愛でる機会としたいですね。どうか晴れますように。
あそびの紹介 「お手玉」
お手玉は、小さなお子さんにとって、安全な遊具の一つになります。中身の感触を楽しんだり、投げたり、手の平や頭にのせたり、並べたり、つまんで振ったり、穴に落としたり、工夫次第でいろんな遊び方ができます。今回は「我が子にお手玉を」ということで、作り方の紹介もしました。
おしゃべりタイム
「わが子のすきな絵本」「絵本の読み方」など、一人ひとり話してもらいました。
「まだ小さいので絵本はこれから」というお母さん、好きな絵本のあるお子さんもいて様々です。
話の中で一番多かったのは「じっとしていない」「最後まで見ずにどこかにいってしまう」
「絵本をやぶる、なげる、かじる」など絵本とのかかわりの中の悩みが多く出されました。成長の過程で見せるお子さんの姿とお母さんとのやりとりが目に浮かんでくるようです。
担当からのアドバイスとして。
子どもの成長と共に絵本との付き合い方は変化していくもの、長い目で見て、付き合っていくことが大事だと思います。
「読み方にルールはない」「ストーリーを追わなくても、絵を見て語りかけてあげる」「いろんな絵本を知る時期と思えばよいのでは」「その間にお母さんがたくさんの質の良い絵本にであうことも大事」
上記のようなお子さんの姿があっても、身の回りから絵本を排除せず、タイミングをみて見せてあげたいものです。
具体的には、ゆったりしている時、眠そうにしている時などに我が子の表情や反応をみながら、ていねいに読んでみたらどうでしょう。参考になればと思います。
次回 平成28年10月13日(木)
みなさんの参加を、お待ちしています。
お申込みなどは「すくらむ21」の電話・FAX・ホームページにて
http://www.scrum21.or.jp/