こころとこころをつなぐ「ちいさなおはなし会」11月
主催:川崎市男女共同参画センター(愛称 すくらむ21)
11月10日(土)の内容を紹介します。
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―あそびの様子・活動をとおして―
今年度2回目の土曜日開催でした。講師をお迎えし、男性による絵本の読み聞かせと、父親と絵本のかかわり「パパも絵本をもっと楽しもう」をメインに進めました。
わらべ歌も、輪になって歩く遊びや、体を大きく使ってふれあうなど、いつもよりダイナミックにあそびました。
最初は、ぎこちなかったお父さんも、自然とあそびの輪の中に入り楽しんでいました。
NPO法人ファザーリングジャパンの奥平さんによる
「お父さんと絵本」のお話を交えながら、絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせから
こども向け
「ちいさなうさこちゃん」(ディック・ブルーナー文・絵 いしい ももこ訳)
日本語に適した五・七・五調で訳されているため、読み聞かせが心地よい。
「この、うさぎの名前は?」と聞くと、子育て中のお母さんからは、「ミッフィー」との声。
「うさこちゃん」と「ミッフィー」は出版元が違うとのことです。
「ぴよーん」(まつおか たつひで作)・「だるまさんが」(かがくい ひろし作)
・「くっついた」(三浦 太郎作)
男性が読むと、また違ったダイナミックなコミュニケーションが生まれます。
みんなでぴょーん
「まるまるまるのほん」(エルヴェ・テュレ作・絵 谷川 俊太郎訳)
絵本に描かれている形がシンプルな「まる」だけ。そのまるを押したり、こすったり、本をゆすってみたり、息をふきかけたり…実際に絵本に働きかけながら参加できる新感覚の絵本です。
ノルウェーの昔話
「三びきのやぎのがらがらどん」(マーシャ・ブラウン 絵・瀬田 貞二訳)
繰り返しのリズムがあり、次への展開にゾクゾクワクワク。
最後はチョキン、パチン、ストン。はなしは おしまい。
お父さんの低めの声が、谷川に住むトロルの迫力を増します。
小さいやぎたちの機転と大きなやぎの勇敢な姿に、参加されたお父さん、お母さんも真剣な顔つきで聞き入っていました。
大人向け
「きこえる?きこえるよ」(たしろ ちさと絵・田中 尚人 案)
川崎市の清掃車、武蔵新城駅付近、チネチッタの辺りなど、川崎の風景が描かれています。文字なしの絵本。いろんな生活の音を想像しながら親子で会話が楽しめます。
「うえきばちです」(川端 誠 作・絵)
特に意味のないナンセンス絵本ですが、大人が楽しそうに読んでいることが、よいコミュニケーションとなる。
笑いがこみあげてくる絵本に、すっかりお父さんたちの肩の力がぬけた様子でした。
「お父さんと絵本」
パパも絵本をもっと楽しもうー(奥平さんのお話の中から)
・「良い父親」ではなく「笑っている父親」を増やすことがファザーリングジャパンのミッション
・子育てに多様なかかわりが必要なのと同じく、本棚にも父親が選ぶ本、母親が選ぶ本など、多様な本があると選択肢が広がる
・絵本は、読んであげるもの、コミュニケーションツールの一つ
「読んであげる」だけでなく、「会話する」「遊ぶ」「やぶる」「なめる」「ひらく」など紙の絵本の良さがある
・よい絵本の定義はなかなか難しいが、読んでいる人が楽しんでいることが子どもにとって一番。楽しんでいることが伝わるから
絵本を選ぶコツは
・人が良いと勧めているものを試したり、まねてみる
・こどもの反応をみながら
ゲームやテレビは即効性があるが、絵本は遅効性である。じわじわ伝わっていき、子どもの反応には時間がかかることがある、一度だめでもあきらめないで
・自分の興味と重なるものをさがす
絵本は、幅広い内容をカバーしている。お父さんもお母さんも好きな絵本を見つけ、いろんなジャンルの絵本が増えていくとよい
その他、「パパが読むと特によい絵本」の紹介があったり、質問にも答えてもらいました。
親子で絵本タイム
本を読んであげているパパの背中は丸くてやさしい
あそびの紹介から
りぼんができたよ。似合うかな?
ふれあいあそび
♩めんどりおんどり♩ いっしょにあるこう
ちょっとダイナミックに♪このこどこのこ♩
次回は12月13日(第2木曜日)
みなさまの参加をお待ちしております。
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お申込みなどは「すくらむ21」の電話・FAX・ホームページにてお願いします。
http://www.scrum21.or.jp/
申し込み用紙はこちらから。
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