日増しに秋の深まりが感じられます。
秋の草花を空き瓶に挿すと、お部屋の中にやさしい空間が…、ほっと一息。
(シュウメイギク・ジュズダマ・ススキ・ミズヒキソウ・クズの花・サンショウの実・ヤマイモの蔓)
画面を拡大して、それぞれの草花をさがしてみてね。
お散歩がてらお子さんと一緒に木の実を拾い、秋を感じるのも楽しいですね。案外身近な公園などで見つかるかも。拾った木の実はそっと宝物に!
実りの秋、「たべもの」の絵本を紹介します。
💛「くだものさん」作/ツペラ ツペラ(tupera tupera)
りんごやみかんなど、子どもの大好きなくだものがユーモアたっぷりにグラフィカルなイラストで暖かく描かれる。ダイナミックな楽しいしかけで次のページをめくるのが楽しみな、くだものが次々に現れるファーストブック。
💛「にんじんさんがあかいわけ」文/松谷 みよ子・絵/ひらやま えいぞう
美しい絵と、やさしく語りかけることばが心地よいあかちゃんのための、むかしばなし絵本です。
💛「どんどこどん」作/和歌山 静子
「つちのなかでどんどこどんどこ」「あらにんじん」「つちのなかでどんどこどんどこ」「ぽんぽんじゃがいも」……それから、さつまいも、さといも、ごぼう、そして最後に「どんとだいこん」。土の中でどんどん育っていく野菜が、力強く迫力満点の絵で描かれます。たて開きの絵本なので、ページを開いたときのダイナミックな展開が圧巻です。野菜の生命力があふれる絵本です。
💛「おおきなおおきなおいも」作・絵/赤羽 末吉
楽しみにしていたいもほり遠足の日、雨が降って延期になってしまいました。残念がる子どもたちは大きな紙においもを描きはじめます。紙をつなげてつなげて、おいもの絵はどんどん大きくなります。さて大きなおいもはどうなったでしょう?大きなおいもをめぐる子どもたちの空想がつまった絵童話です。
💛「どんぐり ノート」作/いわさ ゆうこ・大滝 玲子
この本はまるごと“どんぐり”の本。
普通の図鑑と違って、イラストでわかりやすく説明し、どんぐりの遊び方から食べ方まで紹介しています。
実りの秋、食欲の秋!!
ぶどう、なし、りんご、かき・・・皆さんは果物をどの位食べていますか?
国際食糧農業機関(FAO)の統計によると、
日本人の果物消費量は、最も食べられているオランダの 1/3、欧州平均の 1/2 程度、
172 国の中で 148 位と、アジアの平均より少なくなっています。
日本人の果物類摂取量は?
特に、20〜39 歳の青年層の摂取量が少なくなっています。
◎果物の重量(赤色棒)が、図 1 では 140g、図 2 では 96gと、なぜ異なるの?
➡ 図 1 は消費量で食べる前の重量です。図 2 は摂取量で、実際に食べた(皮や種を除く)重量です。そのため数値に開きがあります。
調査年度も異なっていますが、年度差は少ないと考えられます。
果物を食べると、長生きするのかな?
💛欧米を中心とした研究では、野菜や果物の摂取量が多いと、全死因や循環器疾患による死亡のリスクが低いと、報告されています。
💛2022 年 9 月国立がん研究センターが「果物・野菜摂取量の少ないグループに比べ、果物摂取量が多いグループでは、全死亡リスクが低かった。」と、日本人による追跡調査結果をはじめて報告しました。
💛果物は、食べた方が良いみたいです。
果物の魅力は何かな?
★甘い、香りが良い、季節を感じる等、食を美味しく楽しくしてくれます。
★果物、野菜は、日本人に不足気味の栄養素、ビタミン・ミネラル・食物繊維などを豊富に含んでいます。
★脂質をほとんど含まないため、菓子類に比べエネルギーが低くなっています。
他方、皮をむいたりするので、食べるのがめんどう、手が汚れる、価格が高い等が、敬遠されている理由のようです。
近年食の簡便化が進む中、消費者ニーズに応え品種改良(種なし等)が進んだり、カットフルーツでの販売も増えてきています。
どんな果物が、多く食べられているのかな?
柑橘類、バナナ、りんご(調査時期が 10 月のため季節による偏りが多少あります)が多いようです。近年、キウイフルーツ、マンゴー等の輸入果物の消費が増えています。
もっと果物を食べて、健康に!!
◎季節を感じて楽しみ、味わう
ぶどうがり、みかんがり、いちごがり等、日本の四季を近場の緑の中で見て触れ、楽しんでみませんか
◎小腹が空いた時のおやつに
バナナ、カットフルーツ等をパクリ
果物を使ったスムージーをゴクリ
◎シリアル、パンケーキにプラスして
バナナ、ドライフルーツ(レーズン、あんず、マンゴー等)や、果物の缶詰をプラス
コンポート(甘煮)や果物のジャムをプラス
◎料理に利用しよう
サラダには、生でも、コンポートでもOK。果汁やすりおろしは、ドレッシングにも
豚肉、鶏肉とりんごやなし、ハムとパイナップル等、肉料理にもぴったり
身近なところで、たくさんの秋を感じてください。